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アメリカ人ははっきりものを言う?

Updated: Dec 12, 2020

私が日本にいたころは「日本人は控えめ、アメリカ人ははっきり意見を言う」というイメージを持ってました。今となっては「#倍返し」とかいって、上司に反旗を翻す正義の銀行マンを描いたドラマも大人気なようですが、あれが人気ということは、裏を返せば上司に物言うことが出来ないストレスの反動なのかという捉え方もできるのかもしれません。ちなみに私も #ニューヨーク で銀行で働いてましたが、まぁ「#倍返し」はあり得ない気がします。そう考えると、一部例外を除けば、日本ではまだ上下関係は強く残っているように見えます。


一方アメリカではどうでしょうか?上司に対してもバシッと意見をはっきり言って、それが評価にもつながる社会、、、映画やドラマなんかでそういうシーンを見たことがありますが、実際のところ、恐らくそれはありえないと思います。その点、私の先の考えは印象の域を全く出ておらず、実際はむしろ逆のケースが多く見られましたし、その点、なんか少しがっかりしたのを覚えてます。

私の経験では、アメリカ人の同僚(「アメリカ人」といっても、ニューヨークですので、そこはチャイニーズ系、南米系、ヨーロッパ系と様々でしたが)はすべからく上司を畏れていたし、恐れてもいました。例えば、プレゼン資料を作成するにあたって、上司の「好み」は絶対でした。この「好み」というのはたまに厄介で、例えば箇条書きにした文章の最後に「.(ピリオド)」を打つか打たないか、グラフの色、果ては会社ロゴの挿入場所にいたるまで、言ってみればどうでもいいことばかり。同僚はプレゼン資料作成において、上司のそういった「好み」をすごく気にしてました。


「じゃあボスに聞いてこようか?」

といったら、


「それはだめだ!」

というのです。やはり上司との #コミュニケーション をとかく怖がるのです。確かにその時の上司はちょっと強面だったし(日産の #カルロス・ゴーン に似ていた)、まぁ上からものを言うし、私など年末パーティーの時などはチームの皆の前で、

「お前が今までで一番恥ずかしい思いをした経験を話せ!」

と酔狂なパワハラを食らいましたが、もうそういう感じの人でしたので、同僚はみな怖がってました。二言目には「ボスが何と言うか」とか「ボスが言うには」とかそんなのばかり、びくびくしていました。


一方日系の会社ではそこまで上司恐怖症みたいなものはなかったと思います。むしろより風通しがいいといいますか、出来の良し悪しはそれぞれありましたが、相談や質問はむしろ歓迎という感じだったと思います。そう、「報・連・相」ですよね、だからそういう社風というか組織文化があるからかもしれませんね、上司に対して理論武装したり事前準備はしっかりしましたが、びくびく怖がるみたいなのはなかった印象です。

日本では「#出る杭は打たれる」と言いますよね。アメリカでも多少はそうでしょうが、それでも、強い #リーダーシップ があれば杭が出てもOKなところがあると思います。今までの職場で、怖がられている上司というのは少なくともリーダーシップを強く発揮していましたし、その分ちょっと口調や表情が怖かったり(#カルロス・ゴーン 的な感じで)、時に横暴と言えなくもない振る舞いが散見されたのも事実です。


これは良し悪しの話ではなく、#マネジメントスタイル でしょうし、好みの問題だと思います。ただ、いままで見ていたアメリカ映画やドラマのどこからそういう勘違いをしたのかわかりませんが、私には意外に思えましたし、今となっては、これから日本も国際化が加速する昨今、組織で活動するにあたってこういう価値観を甘受できるフレキシビリティーも、その人の付加価値としてアピールポイントになるのではないかと思うところです。


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