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英語でのコミュニケーション

Updated: Dec 10, 2020

日本に帰ると、電車の中吊りや街頭広告などで、英会話スクールの宣伝をよく見かけますが、日本人の英語力は総じてどのようなものでしょうか。昭和の時代、ある朝のテレビ番組で、英語で街頭インタビューを試みるというコーナーがありましたが、私の記憶では、英語で話しかけられた通勤中のサラリーマンの多くが、逃げ隠れするようにインタビューを避けていたようです。


平成、令和と元号も変わり、多少なりとも変化はあったようです。特に若者は、英語で話しかけられると、流暢とはいかずとも、なんとか英語で返そうとしてますね。私もそうですが、昭和の時代、片言の英語では恥ずかしいと思ったものですが、今はそのような感情も薄れているのではないでしょうか。これはいい傾向だと思います。

今や、英語でのコミュニケーションは、特に大手企業では、当たり前のスキルととらえられており、社員にはTOEIC や英検の点数をもって、評価の一部とするところも少なくないようです。そういった一般試験の結果をもって、社員の仕事に対するコミットぶりを推し量るのは、評価基準の定量化という観点から、効果的であると思います。ただ、それをもって本当に英語でのコミュニケーションが出来ているのかというのは、あくまで別の話です。


私の限られた経験ですが、在ニューヨークの日系企業で働く派遣社員(日本の本社から「派遣」されているので、このように呼ばれることもある)は、英語でコミュニケーションできているのでしょうか。TOEIC は800点以上、英検も準1級、学歴的にも問題ない、日本でいう「エリート」もしくは「勝ち組」の方達も、本当の意味でのコミュニケーションをしている人を、私は数人しか知りません。


英語で仕事をするのは簡単なことです。仕事上のコミュニケーションとなると、ある意味、参加している人間が同じ土俵にいるわけですから、使う語彙や特別な用語も、知っていて当たり前、あえて説明する必要もないわけです。例えば、私は金融業界にいましたが、銀行融資の件で、「Facility Fee: 75bps」といえば、大体どのような顧客に対するどのような手数料なのか、頭にぱっと浮かぶし、この話を聞いている相手も同じように考えるはずです。仮に会議でこのような用語が出て、あなたはその意味が分からなくても、手を挙げてその意味を質問するようなことは避けるのではないでしょうか。

本当に難しい英語でのコミュニケーションは、3から5人、それ以上のグループで、仕事ではない場で、英語で会話をすることです。こうなると英語力のみならず、自分の知識・経験、喜怒哀楽など、あらゆる引き出しを使って会話をしなくてはいけない。他言語でそれをやるのは、意外と難しいものです。

以前、アメリカ人の同僚と飲みに行ったとき、やはり話はスポーツであったり、上司の愚痴だったり、彼氏・彼女の人間関係、政治、エンターテインメントなど、多岐にわたりました。相手の言っていることを理解し、すぐにそれに対して返答をする。日本語では当たり前にやってますが、多言語となるとなかなか難しいと感じたものです。


人間関係の構築という意味では、仕事以外のこういったコミュニケーションを積み重ねていく必要があるでしょう。社内で英語圏の同僚を見かける、もしくはそういう人と一緒に仕事をすることもあるでしょう。仕事外でのその人達との関係はどうでしょうか?ランチや業後の付き合いをしてますか?違う文化から来た人たちと、同じ時間を共有することで、自分の知識も広がるはずです。「自分一人が日本人」みたいなグループに飛び込んでみても、面白いかもしれませんね。


#英会話 #英語 #英語コミュニケーション

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